<症例紹介①:脳出血後の片麻痺(麻痺が改善!歩行が自立!)>

群馬県太田市の理学療法士による個別リハビリ中心のデイサービス、グッドデイズ太田の指出です。

 

今年の7月でデイサービスを始めさせていただいて2年となります。多くの方に利用していただき、著明な改善が見られた方、状態を維持されている方、新たなご病気を発症されてしまった方・・・、皆様、様々な経過を辿っておられます。

 

少しずつではありますが、簡単な経過を含めて、リハビリのポイントなどをご紹介できたらと思います。

 

〜「体幹の運動」と「硬さの改善」にて杖なしで歩けるようになった症例〜

<基本情報>

40代 要介護1

<疾患名>

脳出血(右片麻痺・失語)

<現病歴>

発症後、大学病院にて手術、1ヶ月のリハビリを行い、回復期病院へ転院。転院後、6ヶ月間のリハビリを行い、自宅退院後、当施設の利用開始。

<ご利用時の状態>

運動麻痺

上肢:重度(ステージ2) 手指:重度(ステージ2) 下肢:中等度(ステージ3)

感覚麻痺

表在:軽度〜中等度鈍麻 深部:中等度〜重度鈍麻

歩行

4点杖、短下肢装具を使用し、室内は見守りレベル。連続歩行は50m程度。ふらつきあり。

屋外は介助レベル。

<当施設で6ヶ月間のリハビリ後>

運動麻痺

上肢:中等度(ステージ2→4) 手指:重度(ステージ2→3) 下肢:中等度(ステージ3→4)

感覚麻痺

表在:軽度鈍麻 深部:中等度鈍麻

歩行

短下肢装具を使用し、自立レベル。杖なしでも歩行可能。T字杖を使用すれば30分程度の屋外歩行可能(散歩や買い物)。ふらつきなし。

<まとめ>

一般的には、麻痺の著明な改善が見られる時期を過ぎていましたが、意欲が高く、リハビリ実施後に改善が見られたため、まずは、「麻痺の改善」をするためのリハビリを行いながら、動作を安定させるためにひたすら「体幹」を使う練習を行いました。身体の硬さも著明でしたので、筋トレや無理な歩行などは控え身体を柔らかくする練習をご自宅でも行っていただいたところ、麻痺を改善が見られる前に、動作がどんどん安定していきました。もちろん、麻痺を改善させるためのリハビリや正しい動作自体の練習も介助をしながら継続しておりました。麻痺自体の改善も見られ、現在は、近隣を散歩したり、歩いて買い物に行ったりと活動範囲も広がっており、「車の運転」や「仕事への復帰」を目指してリハビリを継続しております。

 

多くの方のリハビリを行った経験上、

 

・身体の中心部である「体幹」が有効につかえていない方が非常に多く、「体幹の練習」をするだけで、痛みが改善したり、動作が安定する方が多いです。

・ある部分の硬さが動作の邪魔をしていて、その部分の「硬さを改善」するだけで、痛みが改善したり、動作が安定する方が多いです。

 

上記の2点は、なかなかマシンでのリハビリでは改善が難しく、個別のリハビリが必要となります。

 

よく生活自体がリハビリだと言われることがありますが、機能の改善を目指す場合、なかなか生活をしているだけで状態が改善するということは難しいと考えております。

 

理由は、「悪い姿勢」や「間違った動き方」が様々な機能障害の原因となっている場合が多いからです。

 

「悪い姿勢」や「間違った動作」はそれだけで、どこかに負担をかけてしまいます。

 

悪い習慣は、姿勢や動きを徐々に悪い方向へと導いてしまいます。

 

ポイントは、

・正しい姿勢や動作を行う。

無理であれば、

・悪い姿勢や動作で負担をかけているところを特定して、負担を軽くするような管理(自主トレーニング)を行う。

 

ということになります。

 

すべての機能が改善できるわけではなく、神経の影響からくる麻痺や関節の変形など元に戻らないものがある場合は、身体全体のバランスを考え、姿勢や動きをできるだけ正しく修正し、負担のかかってしまうと所を継続してケアしていく必要があります。

 

当施設のリハビリは、

・改善できる機能を見極め、機能の改善を図り

・身体に負担がかかりにくい、出来る限り正しい姿勢や動作の獲得を目指し

利用者様にとって「長期的に見て利益の大きい」リハビリを行っております!

コメントを残す