転倒や膝・腰の痛みは靴のサイズが合っていないからかもしれません。[太田市 デイサービス リハビリ]

群馬県太田市の理学療法士による個別リハビリ専門デイサービス「グッドデイズ太田」の髙橋です。

先日の土曜日(2/20)仕事後に、靴を見に某スポーツ用品店へいってきました。

靴コーナーで高級そうな機器を使用した足の測定会を行っていたので、試しに計測してもらってきました!

某スポーツメーカーさんの機器を使用しており3次元足型計測機で足を計測します。

いかにも高級そう機器でしたが、あくまでも足型計測機なため荷重状況まではわからないそうです。

「足長」「足囲」「かかと幅」「足高」「アーチ高」などなど約3分程度の計測時間で測定でき数値化されます。

年代と性別による平均値の対して自分の足がどうなのかがわかるそうです。

まず足にランドマーク(基準)となる部位に目印のシールを貼ったのですが・・・

私     「どこに貼るのですか?」

店員さん  「骨に貼ります」

私      思わず「どこの骨に貼るんですか?」

店員さん  「この辺ですね」

私     「(心の中で)もうちょっとこっちなんだんだけどなぁ・・・」

正確に測定してもらいたかった私は、結局・・・

私     「このへんに貼るといいですよ!」

店員さん  「(不思議そうな目で)そうですよね。」

なんだかんだで、だいたい第一中足趾節関節(親指の付け根の出っ張っり)と第5中足骨趾節関節(小指の付け根の出っ張っり)、舟状骨(内くるぶしの前下方部にある出っ張り)に目印となるシールを貼り付けてもらいました。

迷惑な客で本当にすみません・・・

しか〜し、

この三箇所の部位は、足のサイズ計測時には重要なポイントになるため、少しでもずれるだけで数値に狂いが生じてしまいますのでずれは禁物です!

目印をちゃんと貼り付ければ、立っているだけなんで楽チンなんですけどね!

計測後、結果の解説をしてもらいました。

店員さん 「足の足長は左右がありませんね。足囲は同年代の方と比べると細いですね。・・・」

私「そうですか。(心の中で)平均はどうでもいいんだけどなぁ・・・」

なんとなく、自分の知識を確かめるためにも、聞いてみました!

私    「私の足にはどんな靴がいいですか?」

店員さん 「足長に左右差があるため、大きい足の左足が254mmなため、26.5㎝がいいですね。あと足幅が左右Dなのでワイドやスリムといった靴はやめてくださいね。」

私    「いつも25.5cmなんですけど、26.5cmですか・・・。はい、ありがとうございました!」

ワイド、スリムと表記がなくても幅の広い靴だったり、幅が細い靴はたくさんあります。

靴の中敷きの長さも同じサイズでも靴によって全然違います。

店員さんに、そこまで求めてしまうのは、酷なことかもしれませんが・・・

25.5cmの靴でも中敷きが27.0cmくらいある靴もあります。

ランニングシューズは比較的、表記上のサイズと中敷きの長さが同じくらいとなっていることが多いようです。

正しい靴の選び方

今回、機器を使用しての測定にて感じたことは、

メリット
・計測で使用した三次元足型計測機の計測が早く、数分で数値化され基本のデータ収集に優れている。楽チンです!
・高そうな機器なので、なんとなく満足感がある

デメリット
・目印をしっかり貼り付ければそれなりに計測できるが、貼り付ける人によって数値にばらつきがでてしまう可能性あり。
・荷重位だけでの足長、足囲優先の足サイズ計測のみ、非荷重位(体重をっけていない状態)が考慮されていない。ということは、「歩く」ということが考慮されていない。浮かした時に靴の中で足が動いてしまうので・・・

なんでも拘るときりがありませんが・・・、足から全身に及ぼす影響を考えると、拘りたくなってしまうのは私だけでしょうか?

靴というのは、同じサイズでも、メーカーや靴の種類によって様々な形があり、幅も全然違います。

もちろん、履いた感じは全然違うものです。

その方に合った靴を選ぶということは、ただ「履き心地の良さ」だけではなく、その方の足の特徴、姿勢、動作をチェックしなければなかなか難しいものです。

靴屋さんでも、シューフィッターという靴や足の知識を学んだ資格をお持ちの方もいらっしゃいます。

普段、靴を買われる場合は、そういった資格を持ったスタッフがいる靴屋さんで買われるのがいいのではないでしょうか?

高い機器を使って測るのもいいですが、信頼できる靴屋(シュフィッター)さんを見つけ、本当にご自分に合った靴を提案してもらうのがいいのではないでしょうか。

それでも、まだしっくりこないという場合や、膝や足の痛みがある場合、さらにパフォーマンスを上げたいという場合は、オーダーメイドのインソールを使用されることをお勧めします。

グッドデイズ太田では、理学療法士(身体の機能や動作をみるプロ)とフットケアトレーナー(足と靴とインソールのプロ)が足の計測からその方にあった靴のアドバイス、正しい靴の履き方、現在や今後起こりうる様々な足のトラブルの説明、オーダーメイドのインソール(中敷き)作成など行っております。

ちなみに、私が作っています・・・(自分でプロ、プロ、言ってすみません)

シューフィッターのいる靴屋さんで靴を買い、もう一声・・・という場合は、一度ご相談ください!

若いうちは症状がない場合が多いですが、徐々に、膝や腰に痛みが出てきてしまう場合があります。

90%以上の方は、ご自分に合っていない靴を選ばれていると言われておりますので、こに記事を読んでくださった方々は、ご自分の足に合った靴を選べる10%に入っていただければと思っております!

デイサービスをご利用してくださっている方には、無料測定実施しています!

 

足に合っていない靴を履くということは、転倒の危険性が上がるだけでなく、膝や足、腰のトラブルの原因となってしまいます。

 

グッドデイズ太田、「靴からの転倒予防推進運動」実施中です!

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