群馬県太田市の理学療法士による個別リハビリ中心のデイサービス、グッドデイズ太田の指出です。
「昨日はふくらはぎがつっちゃって大変だったよ〜」
結構、言われます。
そこで、
ふくらはぎがつってしまう原因&対策は?
原因1~筋肉の「疲れ」
ふくらはぎをはじめ夜中寝ている時に足がつる場合は、主に筋肉の疲労が原因だと言われています。
ふくらはぎがつる人の中には「そんなに激しい運動なんかしていないけど」と思う人もいるかもしれません。
しかし、日常生活での小さな疲れが積み重なったり、普段よりも少し身体を使う量が多かったりすると、ふくらはぎがつる可能性は十分にあります。
筋肉は普通、疲れるとゆるむのですが、過度の刺激を受けると強く収縮し、つることがあるのです。
原因2~筋肉の疲れ以外
筋肉の動きに影響のある冷えによる血行不良や、ミネラルのバランスが崩れることが原因である可能性もあります。
大量に汗をかいた後や下痢や嘔吐後などに脱水状態になるとミネラルのバランスが崩れ、筋肉が興奮状態になるため痙攣を引き起こすと言われています。
このミネラルバランスの乱れのことを、「電解質異常」と呼びます。電解質とはカルシウムやマグネシウム、ナトリウム、カリウムなどの血液中にあるミネラルイオンのことを指します。電解質は筋肉や神経の働きを調整する重要な役割を担っているので、何らかの原因でミネラルのバランスが崩れると、筋肉の働きに悪影響が及ぼされてしまうのです。
対策1〜筋肉の「疲れ」に対して
・アキレス腱のストレッチ
・ふくらはぎ周囲のマッサージ
・「ふくらはぎ」や「すね」、「ひざ裏」周りの筋膜リリース、など
お風呂などに入ってゆっくりほぐせるといいですね!
写真がわかりにくくて、すみません・・・
ふくらはぎの割れ目や脛骨(すね)の周りをグリグリ、グーっとやってみてください。経験上、つる側の足は押すと痛い方がほとんどです。
筋肉自体をあまり揉んだり、押しすぎたりすると、筋肉の繊維が傷つき、いわゆる「もみ返し」状態になってしまうので注意してください。
対策2〜筋肉の「疲れ」以外に対して
・ミネラルバランスを整える
→スポーツドリンク
→水+塩(サプリメント:ミネラル系)
*何らかのご病気で水分や塩分を制限されている方は、医師の相談されるのが無難です。
*運動をした時だけでなく、寝ている時も結構を汗をかいているので、寝る前の補給も大切です!
足がつるという症状は健康な人にもしばしば見られるものですので、さほど心配する必要はありません。
しかし、心配がどうのこうのというよりは、「痛い」のが嫌だ!というところでしょう。
また、「喉の渇き」や「手足のしびれ」、「腰痛」、「むくみ」などが同時に起きるという場合には、「糖尿病」や「椎間板ヘルニア」、「腎臓」などの病気が潜んでいることも考えられます。
頻繁に足がつる場合や、もし思い当たる原因が考えられる場合は、早めに医師に相談しましょう!
私も経験したことがありますが、涙が出るくらい痛いものですので、しっかりと対策をして、
「足がつらない毎日」
「朝までぐっすりと眠れる毎日」
を手に入れましょう!