理学療法士による個別リハビリ専門デイサービス「グッドデイズ太田」の指出です。
先日、「腰痛」「肩こり」「手足の関節痛」は、日本人を悩ませている症状の上位を占めている(国民生活基礎調査)という記事を書かせていただきましたが、
その記事と関連して、
これらの「症状(痛み)」を長引かせてしまうと、運動器の機能を低下させ、「ロコモティブシンドローム」と呼ばれる日常生活に支障をきたす状態に至ってしまう可能性が高くなります。
実際に、「要介護・支援」の原因の中で、関節の疾患と骨折・転倒を合わせた数は2割以上となり、運動器のトラブルが最も大きな割合を占めます。
ということは、QOL(生活の質)を損ねずに、健康寿命を伸ばすためには、
「運動器」をよい状態に保ち、転倒しない身体を作るということが重要ですね。
話は変わりますが、
日本の高齢者の寝たきり率100に対し、アメリカ:20、スウェーデン:10・・・
ものすごい差ですね。
男性の平均寿命は「80.2歳」、健康寿命は「71.2歳」 → 9年の差があり!
女性の平均寿命は「86.6歳」、健康寿命は「74.2歳」 → 12年の差があり!
できれば元気な状態で長生きがしたいものですよね!
日本整形外科学会が出しているロコモのパンフレットです。
興味がある方は見てみてください。
ご自分がロコモかどうか、ロコモを予防するための運動が紹介されています。
*運動の中で、腰痛・膝痛予防の体操がありますが、あくまで「予防」が目的となりますので、現在、腰痛や膝痛をお持ちの方が行うと「悪化」する可能性がありますので、そのような方は、近くの専門家にご相談ください。
私は、病院勤務時代に、高齢者の骨折で手術を受けた方のリハビリを数多く経験させていただきましたが、適切なリハビリを行えば、歩けなくなる方はほとんどいませんでした。
*歩けなくなる方のほとんどは、骨折とは、関係のない部位の影響でした。
例えば、
・大腿骨頸部骨折(足の付け根の骨折)をしたが、逆側の膝が悪い
・膝関節の骨折をしてしまったが、もともとの腰痛がひどい
などです。
気をつけていても、怪我をしてしまうこともあります。
万が一、怪我をしてしまった時のためにも、ご自分の身体をいい状態に保っておくことが必要だと思います。
先日もお問い合わせをいただきましたが、
・こんな状態だけど、どんなリハビリをしたらいいの?
・本人や家族でもできるリハビリは?
というお問い合わせも随時受け付けております。
できるだけ、詳細な情報をくだされば、より詳細なアドバイスをさせていただけると思います。
グッドデイズ太田、近隣の方の健康はもちろんのこと、群馬県太田市より全国の皆様の健康を応援しております!