痛みがある部位は温めるべき?冷やすべき?[太田市 リハビリ デイサービス]

群馬県太田市の理学療法士による個別リハビリ中心のデイサービス、グッドデイズ太田の指出です。

 

当施設をご利用頂いている方からよく聞かれるのですが、

 

「痛みがある部位」を温めたほうがいいのか?冷やした方がいいのか?

 

ということですが、

 

一般的な話でいいますと、

 

温めたほうがいい場合の方が圧倒的に多いです。

 

多くの方は、筋肉や関節が硬くなっていて、痛み(重苦しい。だるい。鈍い。)が出ています。

 

筋肉の硬さは、血の巡りを悪くさせ、身体の組織を酸欠にさせ、痛みを生じさせます。

 

よって、温めたり、ストレッチをしたり、マッサージをしたり、軽い運動をしたり、

 

何らかの方法で、筋肉を柔らかくさせ、血の巡りをよくする必要があります。

 

運動が必要と言っても、筋トレのようなものは、あまり合わないでしょう。

 

軽い運動の方が向いています。

 

ご自宅で簡単に暖める方法として、

 

・タオルに水を含ませて、レンジでチン(蒸しタオル)。結構あつくなるので注意が必要です。ビニール袋に入れると冷めにくくなります。また、タオル等でくるんで熱さを調節してください。

感覚が悪い方(脳卒中後の麻痺、重度の糖尿病)はやけどを起こす場合がありますので、注意が必要です。

 

・市販されているホットパック

レンジでチンして適温で繰り返し使えるものもあります。

 

<賛否両論>

温湿布

これ、合わない方がとても多いです。唐辛子成分の影響でしょうか?痛くなってしまう方が多いです。

 

 

 

また、「腫れている(腫脹)」、「熱を持っている(熱感)」、「赤みを帯びている(発赤)」「ズキズキ痛い(鋭い痛み)」などの場合は、身体の組織が炎症を起こしている可能性が高くなりますので、

 

「アイシング(氷)」、「冷湿布」などで冷やす必要があります。

 

「腫れ」と「むくみ」の区別が難しい場合は、

 

「痛いところ」が、「熱くなっているか」、「鋭い痛みがあるか」ということで判断されるといいと思います。

 

炎症を起こしている場合は、「温めたり」、「マッサージをしたり」、「運動したりすると」、炎症が悪化する場合がありますので注意が必要です。

 

炎症を起こしている部位をマッサージされて、余計に痛くなったという話も聞いたりしますので、ある程度、ご自分の状態をご自身で判断・把握出来るようになると安心です!

 

それでも、「硬さで痛い」のか「炎症で痛い」のかの判断が難しい場合は、

 

「痛み止め」が入っている「飲み薬」や「湿布」、「塗り薬」を使うのもいいと思います。

 

*薬にはアレルギーや飲み合わせがありますので、市販薬を使う場合は、薬剤師さんに相談されてから購入してください。病院で処方してもらう場合は医師の判断の元となりますので、なお安心ですね。

 

最後にまとめますが

 

炎症 = 熱い状態 → 「冷やす」

 

硬い = 冷えている状態(血の巡りが悪い) → 「温める」

 

といった感じです。

 

皮膚や弱くかぶれてしまう方は、塗り薬がいいかなと思います!

 

一番、重要なのは、やはり「軽く身体を動かすこと」だとは思います。

 

「炎症」が起きていないのであれば、「温めて、軽い運動」を行って、痛みを取っていきましょう!

 

「炎症」を起こしている場合は、「冷やして、安静に」!

 

リハビリを円滑に進めるため、

 

日々、痛みのない生活をするために、

 

皆さんの参考になれば幸いです。

 

 

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