あけましておめでとうございます。[太田市 リハビリ デイサービス]

群馬県太田市の理学療法士による個別リハビリ専門デイサービス「グッドデイズ太田」の指出雄三です。

 

平成28年度も本当に沢山の方々にお世話になり御礼申し上げます。

 

まだまだ専門的なリハビリを行うデイサービスは少なく、日々、試行錯誤しながら、地域の方々に求められるサービスを提供できるようにスタッフ全員で頑張っております。

 

平成28年度は、なかなかハードな1年でした。

 

12/31までなんだかんだ仕事をして、正月は寝込んでおりました・・・

 

明日、1/4からは通常通りの営業となります!

 

最近は、ありがたいことにご利用して頂ける方も増え、何かとバタバタとしてしまっていますが、春からは、数名のスタッフが加わる予定となっており、さらに充実したサービスを提供させて頂けると思います。

 

 

<当施設の特徴>

・マシントレーニングや集団体操ではなかなか改善が難しい症状や課題を経験豊富な理学療法士による個別リハビリで解決!

・ご自宅でも効果的な運動や疲労回復ができるように、各個人の合った正しい自己管理方法をアドバイスさせて頂きます。

・看護師がご病気や健康に関する相談に対応させて頂きます。

 

ここ1年くらいではありますが、グッドデイズ太田は「機能的なトレーニング(運動)」にも力を入れております。

 

機能的なトレーニング(運動)とは、単調なマシンで行う運動ではなく、人間の動きの特徴を捉えた以下の5原則を元にした運動です。

決してアスリートのためだけのものではなく、介護保険を利用されている方にも当てはまると思います。

1.重力の利用

人は常に重力を受けながら生活をしていますので、その重力を利用して、重力を受けながらでも、上手く動けるような運動を行うことが大切です。

2.共同と分離

人間の身体には多くの関節が存在し、それぞれの関節には役割が存在しています。関節ごとに正しい役割に応じて動作を行うことができれば、人間が本来持っている機能を最大限に活用した機能的なな動作が実現できます。「固定」、「動き」、それぞれの働きを持つ関節を上手く働かせる運動を行うことが大切です。

3.キネティックチェーン(身体の繋がり)

人間の動作は、1つの筋肉だけで行われているわけではなく多くの筋肉が連鎖(チェーン)して起きていいます。もし、その連鎖が途中で途切れてしまうと、ある部分にだけ負担がかかり、連鎖が途切れた部分に傷害(腰痛や膝関節痛など)が起きてしまうことも考えられます。効率よく力を発揮するためには同時に連鎖して機能したほうが効率的です。運動も一つの筋肉を鍛えるものではなく、複数の筋肉の連鎖を使った運動を行うことが大切です。

4.3面運動(前後+左右+捻り)

人間の動作は一見単調な動きに見えたとしても、多くの動作は3面で行われていることが多いです。よって、運動も1面だけの動きにフォーカスした単調な運動ではなく、3面での動作を考慮した運動を行うことが大切です。単調な運動は、間違った動きを頭や身体に覚え込ませてしまう危険性があります。

5.力の吸収(Loading)と発揮(Unloading)

人間の身体において、効率的で大きな力の発揮には、必ずその方向とは反対に力を溜めてから行われます。どのスポーツや日常動作においても強い力を発揮するためには、事前に踏み込む動作(Loading)が必要になります。つまり、動作を機能的にするための運動では、力の吸収(Loading)に着目した運動が大切となります。

 

中には機器を使用したものもありますが、基本的には特別な機器をしないトレーニングを中心に提供させて頂いております。

 

我々(私だけかもしれませんが)、理学療法士は、専門的な知識や各種療法等の専門技術を用いて、利用者様・患者様を「治す」ということにとらわれがちで、日々、そんなことで頭の中がいっぱいです。

 

今までの私は、どこか、「運動」というものを軽視していました。

 

とある講習会で聞いた言葉ですが、

 

Exercise(運動) is Training(トレーニング

Exercise(運動) is Assessment(評価

Exercise(運動) is Therapy(療法・治療

Exercise(運動) is Medicine(医学

 

運動とは、トレーニングであり、評価であり、療法・治療であり、医学です。

 

色々なお話を伺ったあとでのことですが、まさにおっしゃる通り!と思いました。

 

各個人の動作から、身体の詳細な機能や能力を評価・分析して、その方に合った運動を処方するということは、とても難しく経験が必要なことです。

 

運動は正しく行えなければなかなか思うような効果を出すことはできません。

 

運動が簡単すぎても、難しすぎても、よい効果を出すことはできません。

 

運動は「量」より「質」です。

 

この各個人に合った適度な運動を処方できるかどうか、ということが、担当となる理学療法士もしくは、トレーナーの腕の見せ所でしょう。

 

いずれにしても、運動を習得するまでは、1対1の対応というのが必要だなと思っています。

 

今年は、専門的な個別でのリハビリはもちろんのこと、充実したトレーニングプログラムを提供できるように頭と身体を目一杯使っていきたいと思っております。

 

また、平成28年の4月で理学療法士が1名退職し、理学療法士1名体制となってしまっていましたので、平成29年の4月から一緒に個別リハビリを担当して頂ける仲間(理学療法士or作業療法士)も募集しております。

 

<新体制>

理学療法士(作業療法士)、看護師、トレーナー

 

よりリハビリに特化した布陣で行きます!

 

 

今年も、微力ではありますが、「正しい知識」と「正しい運動」で地域の健康増進に関わらせて頂ければ幸いです。

 

指出雄三

 

 

 

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